恋の華が舞う季節
この手をとって秦を選んでしまったら、きっと幸せを、感じられるんだろうな。


でもね、私は――


「秦とは……もう少し早く逢えていたら、良かったね……」


あの頃の思い出を、消し去る事は、私に出来ない。


秦が私を好きでも、選べない。




「秦、私を好きになってくれて、有り難う。でもね、私はダメなの。……さよなら……」
 
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