冷たい彼
「そう、光栄だわ」
絶対ぇ思ってねぇ、こいつ。
「それと清水だから」
そう言って開く上を飄々と後にした。
「沙彩が…あいつとデートか…」
「皇雅っ♪見ちゃったよ、あれが新しい彼女?」
「うぜぇ」
何でこいつがいんだよ。
顔をやたらと近づけてきた。
「あ、あれは麻尋さんの彼女さんだー。…不り…きゃっ!」
ほほをひっぱたいた、女だからって容赦はしねぇ。
「消えろ」
「…痛っ。ま、せいぜい誤解されたままいればいーね」
「ハァ?」
女が指さす方にはなぜか沙彩が見えた。
その目は驚きと悲しみで満ちていた。
そのまま階段の向こうに消えてしまった。
「沙彩!」