ツラの皮





無駄に誉めたことを気恥ずかしく思いつつブツブツ文句を言っていると、ゴツッと頭に衝撃が加わった。




えー?殴られるほどのこと言った?




「やる。」




頭からいきなり何かが滑り落ちる感触がして、目の前に落ちてきた物を慌てて受け止める。




「って、え?何?なんで指輪………えっ、これ。」





掌に落ちてきたものを見詰めて私は目を見開いた。




指輪なのも何で?ってカンジだけど、それがあのアクセサリー屋の指輪と知って更に何で感が高まる。






「てめぇ、やっぱりこの間のマージャンの時の話聞いてなかったな。」






そんなセリフに記憶を穿れば確かに何故か高遠と指輪の話をして、高遠が勝ったら買ってくれる約束になったようなならないような。


そのために私は協力するとかしないとか。







あの日は終始テンパッテいたので記憶が曖昧だ。


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