蜜恋の行方—上司と甘い恋をもう一度—
課長は……なんで私に触れるの?
二年前、あんな形で終わった罪滅ぼし?
ただの興味本位?
なんで、キスしたの?
こうやって近づいてくるのに、直接的な言葉をくれないから、課長の気持ちが分からない。
―――私を、どうしたいの?
特別に想ってくれてる……?
「煽ってなんか、いません……」
たくさん浮かぶ疑問。
だけど、それを聞いたら全部が終わってしまう気がして……怖くて。
この場に及んで、結局逃げる事しかできなくて。
目を伏せてそれだけ言った私に、課長が近づく。
鼻先が触れそうな距離まで迫った課長のせいで、心臓が耳にも聞こえるくらいの大きさで鳴り響いていた。
それにかどうかは分からないけど、課長がふっと笑う。