溶ろけるよーな恋しない?



それから、私ができる限りダッシュして

学校についたのは、8時20分だった。


「最悪…。もうホームルーム始まってるし…。」



私は、勇気をだして、ゆっくり後ろのドアを開けた。



よし、バレてない!



ソロソロと足を踏み出す。



一歩、二歩、三「バレてるぞ、野々宮!」


…え?



私は驚いた顔で担任をみる。



「お前も大胆だなー、ハッハッハ。

遅刻の罰はどうするかな?

ちょうど文化祭実行委員が空いてるんだよなー…

じゃ、野々宮文化祭実行委員よろしくな!


これ、決定事項だから!」




「うそーーーん。」



私がマヌケな声をだしたら、

みんなが爆笑しだした。



「がんばれー、野々宮ー!」


という声が聞こえてきた。

   

もぉーー、めんどい。


チラッと悠斗をみると、

意地悪そうな顔でニヤニヤしてた。  


私はそんな悠斗を睨んだ、睨みまくった。


「んーっと、じゃあ男子でやりたいやついるかー?」





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