愛しい世界は君がいるから




「つか、あいつらやっぱ・・・・・
 
 ・・・・付き合ってんじゃん。」


どーすんだよ、俺。

こんな気持ちすら初めてなのに

諦め方なんて知らねーし。


うっとおしい前髪を掻き揚げると

手に水が付いた。



「涙とか・・・・・だっせ・・・」



なんで、なんで輝なんだよ。


俺も幼馴染がよかった。


萌々ちゃんの隣で、当たり前のように

名前を呼んでそばにいられる。



輝がうらやましい・・・





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