たとえ愛なんてなかったとしても
「財布も偽物だし、彼女にもお金使わないし......やっぱりケチなんだ」
「いい加減にしろ!
お前以外の女になら、惜しみ無く金使うんだよ!」
「最低!別れる!」
演技だと自覚したばかりなのに、また頭にきて言い返したことを後悔しても、時すでに遅し。
別れの言葉とともに、手加減一切なしの平手打ちが飛んできた。
どうすることもできず、そのまま二人して定位置に戻り、演技終了。
今のは認めたくはないが、俺が悪かった。
彼女以外の女には金を使うと堂々と言い放つ彼氏なんて、キャシーじゃなくたって別れたくなるだろう。
「えーと......、思わぬ展開になりましたね。
エリックさんは仲直りできるパターンで、炎彬さんは仲直りできないパターンを演じて頂いたんでしょうか?」
「そうです。
だから俺はわざと彼女......キャシーを怒らすようなこと言ったんです。
同じじゃつまらないでしょう?」
司会の苦笑いしながらの言葉に、とんでもない失態をどうにかカバーしようと取り繕う。
どうしようかと思ったが、これはこれでアリか?
どっちにしたってエリックたちと同じパターンは使えなかったわけだし。
「いい加減にしろ!
お前以外の女になら、惜しみ無く金使うんだよ!」
「最低!別れる!」
演技だと自覚したばかりなのに、また頭にきて言い返したことを後悔しても、時すでに遅し。
別れの言葉とともに、手加減一切なしの平手打ちが飛んできた。
どうすることもできず、そのまま二人して定位置に戻り、演技終了。
今のは認めたくはないが、俺が悪かった。
彼女以外の女には金を使うと堂々と言い放つ彼氏なんて、キャシーじゃなくたって別れたくなるだろう。
「えーと......、思わぬ展開になりましたね。
エリックさんは仲直りできるパターンで、炎彬さんは仲直りできないパターンを演じて頂いたんでしょうか?」
「そうです。
だから俺はわざと彼女......キャシーを怒らすようなこと言ったんです。
同じじゃつまらないでしょう?」
司会の苦笑いしながらの言葉に、とんでもない失態をどうにかカバーしようと取り繕う。
どうしようかと思ったが、これはこれでアリか?
どっちにしたってエリックたちと同じパターンは使えなかったわけだし。