シンデレラガール〜私と病気と失恋と〜

入院生活

―次の日―


朝日の眩しい光が病室に差し込み、私はその光ですっかり目を覚ました…。


初めての入院で心細かったのがウソのように、すがすがしい気分になった。


だけど病院にいると、暇でしょうがない…


今まで、暇があれば遊びに出るほど動く事が好きだったので、


病気で動いちゃいけないのは分かっていたが、


何もしない時間が退屈でしょうがなかった。





――今日も朝から、母とおばあちゃん、それから父がお見舞いに来てくれた。


父は、


『大丈夫か?』


と言いながら、


点滴や機械に繋がれ動けずに寝たきり状態の美優を見て、


悲しそうな顔を浮かべ、


手をギュッと握りしめてきた…


父も、大変心配しているようだった・・・。
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