どうして私を選んだの?~2度目の恋*涼太SS〜【完】
『あ、ウォーミングアップならさっき済ませてきたんで全然問題ないですから』
オレは、それだけ呟くと、花音さんが持っていたモップを奪い取った。
『り、涼太くん…?』
『…だから、“暇”なんで手伝わせてくださいよ、花音さん?』
『…っ』
驚いたような花音さんを無視し、有無を言わせず、さっさとモップ掛けをすすめはじめたオレ。
花音さんもどうやら折れてくれたらしく、
『…ありがとう』
ポソリと、そう呟く声が聞こえてきた。