どうして私を選んだの?~2度目の恋*涼太SS〜【完】
カチンと、あからさまに固まってしまった花音さんについ、笑みがこぼれる。
『…りょ、涼太くん』
『…もう少しだけ』
オレは、そう言って、さらにギュッと花音さんを抱き締める力を強めた。
拒絶されるかと心配したが、花音さんの手がおずおずとオレの背中に回ったことに嬉しくなる。
『…花音さん、』
『な、何…?』
耳もとで優しく名前を呼ぶと、少し緊張したような花音さんの声がもれた。