僕の気持ち 私の気持ち SS


「じゃあ、これか、これだな」

オレは、得意げに手に取った入浴剤を美帆に渡した。

「え~。これ?」

だけど、美帆は不満顔を向ける。

「なんで。ダメなのかよ?」

俺が選んでいいって言ったじゃん。

「だって、これ白濁じゃないよ。にごり湯じゃないよ」
「バカ、美帆。それがいいんじゃん」

「なんで?」
「一緒にお風呂入った時、お湯が濁ってたら美帆の裸がよく見えないから」

「バ、バカッ」

ひゃひゃっ






   おしまい






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