僕の気持ち 私の気持ち SS


昨日も一昨日も、最近ずっとお疲れモードの瞬ちゃん。
逢いに来てくれるのは嬉しいけど、色んなところで直ぐに眠っちゃう。

床にゴロンと寝転がってそのままだったり。
ソファの上なんて、ちょー気持ちよさげにスースーいってる。
でも、たまーに膝枕でこうやって寝ちゃうんだ。

ちょっと嬉しい瞬間。

あんまりキレイな顔してよく寝ているから、またちゅうしちゃうぞ。

ちゅっ。

「んん……!?」

二度目のちゅうに気付いたのか、急に起きる上がる瞬ちゃんに私はびっくり!

「あ……ごめん。また寝ちゃってた……」

寝ぼけ顔の瞬ちゃんが、目を擦りながら謝る。

「いいよ。大丈夫」

内緒のちゅうに、私の心臓がドキドキいってる。
女の子からちゅうなんて、バレたらちょっと恥ずかしいじゃない。

「何、顔赤くしてんの?」
「えっ?! な、なんでもなーい」

照れ隠しに私が立ち上がると、瞬ちゃんてば後ろから抱きしめ、耳元で囁き攻撃。

「こらー。何隠してんだよぉ~」

私は、くすぐったくて首をすくめた。

「ひゃあっ! 隠してないっ、隠してないよぉ」

逃げようとした私の耳たぶは、瞬ちゃんにまんまと噛まれて崩れてしまいそう。
そうして、クルッと私の体を自分の方へ向け、あのイタズラな唇が持ち上がる。

その表情と近さに、私の心臓はもうもちそうにありません。

ドキドキが急上昇している私に、瞬ちゃんから止めのひと言。

「じゃあ、ちゅうしよ」

ずっきゅーん。

キュンキュンメーターが振り切っちゃった私の口から、つい漏れた言葉は。

「さっきしたよ」

あっ……。

正直者の口からついポロリ。

「え?」

内緒のちゅうがバレちゃった。










  おしまい




< 68 / 74 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop