何度でも、君にkiss。


…私だって、なぜ宙夢がいきなり別れを告げたのかぐらい、分かっているのだ。と言っても分かり始めたのはつい最近だが。




私だってもう子供じゃない。しょうがなかったんだ。私と宙夢は別れなければいけなかった。




私達は兄妹になったんだから。



もう、慣れた。



この何とも言えない微妙な距離にも。




とても優しいけど、どこか哀しい宙夢の微笑みにも。




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