無題



「・・・嘘だろ?きっとまだ夢を見てるんだ!!そうだろ?そうだよな?」



そう言って、へたり込む様に地面にひざをついた。



シャンノの声に答えるのは、藍色の空を紅く染め上げる町の火だけだった。


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