紅いピアスの眠り姫



「君は損をするだけでなく、
馬鹿なのね。」



今度はほぼ初対面の彼女に馬鹿にされた。



「君に僕の何が分かるんだ!!」



ついに僕は彼女に怒った。




「分かるわ。」


彼女は興奮している僕に真顔で答えた。
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