【完】結婚させられました!?
「そんなわけないでしょーっ!!」
真っ赤になりながらそう怒鳴れば、音夜
君は鬱陶しそうに顔をしかめて。
「冗談に決まってるでしょ」
と言ったけど。音夜君に言われると、冗
談に聞こえてこない。
はぁ、とため息をついて、変な誤解をさ
れるのも嫌なので、白状してしまおうと
音夜君を見上げる。
「……シンデレラ、やるの」
「シンデレラ?」
コクッと頷く私に、音夜君は一瞬、考え
込むような仕草をしてから。
「心優、シンデレラ役だろ」
と言ってきたからビックリ。
なんの躊躇いも迷いもなく言い切ったも
んだから、スゴい、と思うのすら忘れた
。
「どうして……」
「どうしてって。心優が一番可愛いから
だよ」