【完】結婚させられました!?




そう呼んだ声が、掠れる。喉が異常なく
らいに痛かった。



先輩が、私の横に腰を降ろした。それを
追いかけたときに視界に飛び込んだ枕で
、自分が寝かされてることに今更気付く




先輩がその口元を柔らかく緩めた。



「体調はどうだ、心優」



お前、すごい熱出して、倒れたんだぞ、
と言った先輩。



だけど私の心はただ、その笑顔に向けら
れていて。



先輩が、笑ってくれた……。私のこと、
見てくれた───……。



ただそれだけがとても嬉しくて、涙が勝
手に溢れ出す。



「馬鹿。なんで泣くんだよ」



そんな私を困ったように見つめると、優
しく私の頬から首筋を優しく撫でてくれ
た先輩。



相変わらず大きくて、温かい、掌。





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