ぱれっと



「ねぇ、教えてよー。
ねぇーっ。」







私から顔を背けた東野くん。










そして





「高枝…。
いや、和衣って可愛いからさ…。」









今度ははっきり聞こえたよ。





って




「えぇぇぇぇ!!
ひっ東野くん!?」






「だから嫌だって言ったのに…。」






東野くんの顔が真っ赤。




私もつられて赤面。







「東野くん…。」







私がいいかけた時、奥からお姉さんたちが出てきた。



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