優等生なキミの危険な誘惑
プロローグ



”やっぱり、菜奈が一番可愛い!”



”大好きだよ。菜奈…”





愛しいはずの彼の低く響く声。
つぎつぎと囁かれる、甘い言葉…。




告白されて…



付き合いはじめた時は、顔が真っ赤になって死にそうなくらいに心臓がドキドキしたのに。





今は、



そのすべてに虫酸が走る。





”………うん”




ごめんね?



わたし、
あなたの事もう好きじゃないの…。







――あなたのこと
大っ嫌いなの…。









< 1 / 38 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop