優等生なキミの危険な誘惑
プロローグ
”やっぱり、菜奈が一番可愛い!”
”大好きだよ。菜奈…”
愛しいはずの彼の低く響く声。
つぎつぎと囁かれる、甘い言葉…。
告白されて…
付き合いはじめた時は、顔が真っ赤になって死にそうなくらいに心臓がドキドキしたのに。
今は、
そのすべてに虫酸が走る。
”………うん”
ごめんね?
わたし、
あなたの事もう好きじゃないの…。
――あなたのこと
大っ嫌いなの…。
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