俺の事どう思ってる?!
外車と自転車

週7日

 授業の終了を教えるチャイムがなる。一斉にざわめく教室…帰り支度をする者、そのまま喋りだす者。



 ここにも同じ教室風景がある…。



 ただ、ここの高校は他の高校と違う。普通科がない。



 服飾科・芸術科・音楽科・調理科からなっている公立の高校である。



 高校だから普通科が学ぶ科目もあり、大変だが学校生活を満喫している。



 バイトをする時間はここの学生には皆無に近い…。



 ただ1人は除くが…



「舞奈、今日は何?」



 首に白いマフラーを巻ながら前の席の舞奈に話す。彼女もこれから実習室へ行き、課題を進めなければならない。



『今日はコンビニと居酒屋だよ』



 すっかり帰り支度を済ました格好で振り返り返事をした。スクールバッグに大きな手提げを持っている。



「紫江~、実習室行くぅ?」
「香~!勿論、行くよ~…あっ、舞奈…正門に外車が停まってるよ~」



 舞奈と呼ばれた者は眉間にシワが瞬時に出来、明らかに溜息と分かる息を吐いた。
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