俺が彼女を抱けない理由
「そっか。。」


えっ。それだけかよ。



香川に気持ち悪いとまで言われたのに。。

俺は三浦の顔を覗き込んだ。





「あのさ。。。」


「ん?」


「俺1年の時から葵ちゃんの事。。。好きでさ」



この真面目な三浦の口から好きな女の話を聞くなんて思いもしなかった。


「わかった。三浦も来い来いっ!俺協力するっ!」



「まじで?」


「まじまじ!香川には俺から言っておくから」


「やばい、俺緊張する」


「会う前からそんなんでどうする?笑」


陸上の話しかした事のない三浦がそういう話をしてくれた事が俺はなんだかすごく嬉しくて、その時の葵の気持ちなんて知らずに勝手に話を進めた。



「沙希ちゃん」


「なに?」


「あのさ〜次みんなで遊びに行くってやつ。。三浦もいい?」


あえて理由は言わなかった。



「三浦っち?」


三浦っちってなんだよ。

「そう三浦っち」


「三浦っちって言うな」



・・・はぁ


俺もしかしてM?


なんかだんだん攻撃的な香川が当たり前に感じて心地よくなってきた。


「だからいいわけ?」



「全然いいよぉ〜。なんかみんなで楽しそう」



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