キャバクラ探偵遥奈
あっき〜
「あ〜つまんないな〜
いい事ないかな
あれ?
ここはたしか…
昔よく来たお店だな
パブクラブM
そうだ昔!
遥奈さんという子がいたっけ
可愛いかったな
歌舞伎町でどうしてるんだろう
しょうがないよな携帯繋がらなくなっちゃったし
ちょっと入ってみるか」


 カラーンコローン


店長
「いらっしゃ……?
あっ!
あなたは、昔よく来ていた常連客の…
誰でしたか?」

あっき〜
「店長さん、お久しぶりっす!
大吉組長こと、あっき〜ですよ
店長さんまだ働いていたんですね」

店長
「そうでした、思い出した!
たしか…
長澤まさみ似の
遥奈さんを指名していたお客様
遥奈と一緒に探偵の仕事もしてましたね」

あっき〜
「ねぇ!店長さん
遥奈さんからは連絡来てない?」

店長
「それが、あれっきりでして
携帯変えたみたいで、こちらからは繋がらなくなってしまいました」

あっき〜
「そぅなんだぁ〜
連絡無いという事は、元気な証拠と思うしかないね」

店長
「そうですね
それはさておき
今日、新人で元気いっぱいな、いい子入りましたよ
お連れしますね

楓(カエデ)さんです」


「はじめまして
今日入ったばかりの新人です
よろしくお願いしま〜す」

あっき〜
「うひょ〜若け〜
楓ちゃん何歳?」


「ハタチで〜す」

あっき〜
「今度っから指名しちゃおうかな
後でメルアド交換しようね」


「でも私、他にお仕事あるから、そんなにお店にはいないよ」

あっき〜
「へ〜昼間もお仕事してるんだぁ〜
偉いね
何のお仕事?」


「実は私は、消防士です」

あっき〜
「ファイヤー!
ガールなんだ」


「ウフッ(^_^)
面白い人
ねぇ〜覚える?
一年前、凸凹商店街で連続放火事件あったの?
あれね、私がみんな消したの!
凄いでしょ」

あっき〜
「あの事件たしか、みなボヤで済んでた
そうか、楓ちゃんが消してたんだ」


「そうよ!
私ね、夜は時々火の用心のボランティアしてんの
もし手伝ってくれたら
メルアド教える!」

あっき〜
「やる!」
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