【完】999本のバラを君に。

優しい嘘







あれから、染谷さんとはあまり喋っていない。

そのかわりというか……悠太君と一緒にいることが多くなった。

「真優ちゃん、お昼行こ」

「あ、うん……」

今まで、あたしが先に行って、悠太君が後からって感じだったのに。

後ろから見える悠太君の背中が、どこか焦ってるようで。


……悠太君がきたときの翔太と同じ感じがする。


……どこか、不安そうだったんだ。







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