【完】999本のバラを君に。
話し込んでいたら、気づけばもう20時をまわっていた。
「そろそろ帰るか?」
「うん。明日も来るね」
「ん」
翔太はギュッとあたしを強く抱きしめる。
「……悔しいなぁ」
「なにが?」
「麗華ちゃんもこの温もりに触れたかと思うと」
「それはこっちの台詞。悠太に触れさせやがって」
「……お互いサマだね」
「だなっ」
そっと、少し長いキスをして、あたしは病院を出た。
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