B(ブス)選がB(美女)に恋する本
学校編

黒板に相合い傘ってベタすぎる




「…」

亜弥は、昨日何時に寝ただろうか。

否、昨日とは言いきれないかもしれない。


確か寝る前時計みた時は短い針が真上より右にはるかにズレていた。

おまけに今日は大会を控えたギター部の朝練があって、いつもより早く登校しなければいけなかったため、早起きした。


…睡眠時間は4時間弱。

6時間目まで、睡魔という1番の強敵が襲ってこないワケがない。


亜弥は、闘うこともせず、睡魔に流されるまま心地好い眠りについてしまった。

そして。


今は、亜弥が机から顔をやっと上げた瞬間である。

亜弥の寝ぼけ眼でも黒板に何かがでかでかと書かれているのは、分かった。

何を書かれているのか気になったが、まだ少しこの暖かく優しいまゆに包まれていたかった。

ぼんやりと黒板を見ていると、だんだんと字がはっきりと見えてくる。

そこに、書かれていたのは。


『寝顔も可愛いぞ、亜弥!!!!ちなみに寝顔は待ち受けにしました。』

白い文字に、待ち受けの場所だけ赤の波線がひかれている。


寝ている所を見られ、挙げ句の果てには写真を取られて待ち受けにされた。

亜弥の思考は一気に覚め醒めた後、羞恥心が込み上げて顔を熱が覆ってしまう。


亜弥の怒りと、恥ずかしさが混じった怒号が学校中に響くまであと数秒。
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