B(ブス)選がB(美女)に恋する本

幼なじみだからという理由は理由になってない




幼なじみだから、という理由で慎が私の家に、私の部屋に、私のベッドにダイブすることは少なくなかった。

まぁそのたびにキャメルクラッチをお見舞いしてあげるが。


高校生になった今でも。

慎は私の部屋に平気で訪れ平気でベッドにダイブする。


「ほんと、キモイ」

「この〜ツンデレさんめっ♪」


だなんて都合のいいようにしか考えないコイツはある意味尊敬すべきだ。

「俺の事すごいと思っただろ!!」


あぁ…うん。

けなしてるんだけど、ね。


「あ、髪の毛結んでやるよ」

慎は昔から私の髪の毛を結ぶのが好きだった。


最近ではあまりの髪の毛の多さに手がまわらなかった。

正直言って、助かる。


「今日はポニーテールでよろしく」

「了解。…あとサ」


「ん??」

「昨日から髪の毛、14本減ってるよ」

「はぁっ!?なんで…」


「幼なじみだからに決まってンだろ」






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