ユリアノート
話は、また山本教授の方に戻ります。

次に、私は
②山本教授が自殺だったら、保険金がおりるのか?
考えました。

自殺では支払われないでしょう。自分でわざわざ死んでるのだから、お金がもらえないのは当然です。

私は、ハッとしました。
賢い読者様も、もうお気付きでしょう。
ルナア島民が嘘の証言をした訳が。

ユリア国と邪馬台国の戦争終結後、戦死した兵士や島民の遺族にはおそらく補償金が支払われていたと考えられます。

もしも、集団自決が自らの意志(自殺)なら、補償金は支払われません。
しかし、集団自決が強制(他殺)なら、支払われます。

そのために(補償金を貰うために)、島民は「集団自決の強制があった」と証言したのではないでしょうか。



証言の『動機』が、裁判資料に載っていない理由は何なのでしょうか。

まだ発掘されていないだけで、裁判資料は他にもあるのでしょうか。


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