俺様なキミに100%♡



「きゃーー!!涼介様ぁ!」


涼介様ファンが悲鳴をあげた。



「うるせーなぁ。

木下。こっちこい」




「へっ!?は…はい!」



そう言うと、佐々岡くんに腕を引っ張られて教室を出た。









「────ここならなんもねーだろ?」



引っ張られるまま連れてこられたのは、


屋上だった。



「あ…あの佐々岡くん?」



「好きなんだよなぁ…ここ」



「ここって屋上のこと?」



「あぁ」



佐々岡くんは、寝転がった。



「日曜日嫌だったら

やめるけど…?」



え………?



「強制なしだから。

木下は、行きたい?行きたくない?」


これは、お遊びモードだよぅ。


にやっと笑う佐々岡くん。



「ど…どっちでもいいよ」



「どっちでもいいなし。

どっちか」



もー!!俺様だよー!!



えーいっ!どーにでもなれー!!



「行きたいって言ったら
恥ずかしいけど、行きたくないって言ったら嘘になっちゃうかも。でも、佐々岡くんのことまだ知らないしでも、行きたいですよ。でも───………」

「はい。今行きたいって言ったな」


ははっと笑った佐々岡くん。



「っ//////」




「日曜日午前10時。○△駅」



「へっ?」



「一日中いじってやる」 


そう言って屋上から出ていった。




いじるって一体どうなっちゃうんだろう!!




わあーん(泣)。













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