~secret garden of flowers~
ドアの前に立てば、部屋の向こうから歩いてくる足音が聞こえる。
・・・カチャ
元気になった男の子を早く確かめたくて私の方が先に開けた
「目が覚めたのね」
目の前にはサラサラの金髪の男の子が綺麗な碧色の瞳を大きく開いてこっちを見ていた。
---良かった。傷は大丈夫そうね
思わず笑みが零れる
「君は誰?ここは一体・・・」
「取り敢えず座って?お茶を飲みながら詳しく話すわ」
お茶とお菓子を乗せたトレーを持って木製の丸いテーブルに置いて
男の子が椅子に座ったのを確認してから、紅茶を差し出す
「どうぞ」
「・・・ありがとう」
戸惑っているのかな?