空を見上げて【短編】
ガチャリ…と屋上のドアが開く音がした

あたしはドアの方を向く。

そこには…とてもとても綺麗な男の子

が立っていた。

そしていきなり言葉を発する。

「…チッ…なんだよ…チビかよ」

突然そんな事を言われて固まるあたし

「ちっ!ちび!?」

確かに、確かにあたしはチビだよ?

だけどね?

あんたにちびと言われる筋合いは

なーーーい!!

プルプルと怒りに震えていると

男が言葉を発する。

「怒ってばっかりだとシワがるえるぜ?
ちーび」

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