ベッドから始まる恋。



その後、傷を見て気にかけてくれた友人や学校の協力もあり、揉めながらも何とか別れることが出来て引っ越しもした。

平穏な生活は戻ってきたけれど、それでも心には傷は刻まれたまま。



あれからもう4年ほどが経つけれど、今だに私は人の優しさを疑わずにはいられない。

穏やかに笑うこの人も、いつかあんな表情に変わるんだろうかと、そう思うと怖い。



きっと私は、ずっとこのままなんだろう。

優しさを疑い、大きな手に怯える。



誰の温もりにも、触れられないまま




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