イジワルするのはキミ限定*


「そ、それって私は得するの…?」



「するでしょ。野上さんの恥ずかしいヒミツを黙っててあげるんだから」



「う……」



「で?どうするの?召使いになるの、ならないの?ならないなら、明日の朝校内放送してヒミツをバラしてあげてもいいけど」



水沢くんの目、ほ、本気だ…。



ニヤリと、なんとも恐ろしい笑みを浮かべる水沢くんに、私は従うしかないと思った。




「いいよね?野上さん?」



「は、はいぃ……」





野上柚子、青春真っ只中の17歳の9月。



この度、同じクラスの王子様…いや王様の支配下におかれました。



< 34 / 350 >

この作品をシェア

pagetop