Night sky**
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呆然としている間に
時間だけは流れて
伊吹のお葬式だなんて
したくもないような
式をあげて
みんなでさよならを
言った。
だけど、やっぱり
あたしはまだ
信じられなかった。
だって、当たり前に
隣にいたのに。
映画や小説でも
そんなことを言っていたな
なんて思うけど
今更ながら実感する。
苦しい。
胸の奥がきゅうって
締め付けられて
心だけ死んでいきそうだ。
伊吹、助けてよ…