【完】うしろの席のオオカミさん
ザーザーと大降りになってきた雨。
全く止みそうにない。
どうしようかと考えながら廊下を歩いていたらいつのまにか足は図書室に向かっていた。
……うん。図書室で時間を潰していこう。
もうすでにお昼の時刻はまわっている。
鳴りっぱなしのお腹をさすりながら重たいドアを開けた。
本のにおいがする。
静かなこの空間にいるとすごく落ち着く。
本はあまり読まないけど図書室は好きだ。
雑誌が並べてある本棚をなんとなく見ているとバサバサッと本が落ちる音が聞こえた。
え……誰かいるの?