【完】うしろの席のオオカミさん
自分の教室じゃないんだけどなぁ。
まぁ、電気ぐらい消していってやるか。
「ん?及川さん?」
「えっ……水瀬くん、ですか?」
スイッチを押そうとした手が止まる。
いきなりの水瀬くん登場にびっくり。
瞬きを繰り返すわたしに水瀬くんは小さく首を傾げてにっこり微笑んだ。
う、うわぁ~!
爽やかな人ってこういう人のことをいうんだよ、きっと。
じっと見上げてると首が疲れてきたので視線を窓の方に移した。
教室に二人きりとか。
初めてじゃないですか?
……………なんか、すごい緊張。