【完】うしろの席のオオカミさん


女子中学生二人はわたしにお礼を言うと列の最後尾についた。


あ、お化け屋敷入ってくれるんだ。


二人を少し眺めているとポンと肩を叩かれ横を向く。



「日向子ちゃん!交代の時間だよ」




携帯で時間を確認してみるともう既に12時を過ぎていた。



「じゃあお願いします!」



仕事を任せてわたしは足元に置いておいた手提げバッグを手にトイレへと向かった。


クラスTシャツとスカートに着替えるため。


こんな浴衣で楽しめるわけなんてないでしょ。
一刻も早く着替えたかったんだから。


今日は髪は二つに結って緩く巻いてきた。


メイクはしていない。
というか、自分ではできない。




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