久遠の剣客
でも化物よりによってなんで彼女に目をつけたんだろう……。
雑誌の切り抜きの彼女は美しくまさに天上から舞い降りてきたようにみえた。
自信に満ち溢れた澄んだ笑顔…。
そして堂々とした姿勢…。
気品の良さ…全てが彼女にはある…。
私には…私には…。
二胡を弾いていた幻の二胡の持ち主である伽耶から引き継いだ二胡を弾けるという事だけ……。
重々しい空気が部屋を支配する。
何もかも恵まれた境遇…。
私が欲しい物は既に手に入れている人をよりによってあの化物の刺客なのだ…。