久遠の剣客


ガバッと身を起こし掛け布団をはらう。


――お寝坊さんですね……!!

実戦でもそれじゃあ困ったものですけど……。


鳥籠の中の鷹が羽根に光をあてながら視界を奪うように眩しく照らす。



―――もっとマトモな起こし方できないの?
とにかく出て行って……これから着替えるんだから!!!



制服をとり2匹に舌をだす。


――男に扮するくらいの身なり今更気にするほどか!!!


―――ほんとですよね……!!!
化物さえ見抜けない身体つきなんてある意味考えものですよ!!
< 159 / 383 >

この作品をシェア

pagetop