久遠の剣客
剣は胸を突き立てたままで彼の手から解き放たれてそのまま大の字に倒れたまま口角をあげて微笑んだ。
「…ざまみやがれ…!!」
剣を抜こうと必死で悶え恐るべきうなり声をあげた。
―――カラン。
剣先が胸に深く食い込み刃先の途中で折れたまま胸から抜かれた私の足元に転がってきても尚も二胡の弦を奏でる。
やっとここまできたんだ…………。
汗ばみながらも最後まで戦った彼らの雄志を見送り弔い奏でる。
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