親から守れるのは俺

第1章


高校2年生の夏休みの始め




「沙紀、私、再婚するから」


『……そう…』


「明日、東京に行くから準備しておいて」


『それ、いつ決まったの?』


「昨日」


『どんな人?』


「社長さんだって」


『あ、そう…』

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