親から守れるのは俺

第3章


圭人は運転席に座るとエンジンをかけた


沙紀は疑問に思ったことを訊いてみた




『何歳?』


「……車が運転できる歳」


『……見てわかる』


「じゃあ訊くな」


『じゃあ、学生?』


「音大生」


『(最初からこれで訊けば良かった)』

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