アラサー女子
久しぶりに私は、大倉さんと二人きりで残業していた。告白された以来、二人きりになったのは、初めてだった。

『大倉さん?』

目の前で仕事していたはずの大倉さんが、見えなかくなった。

席に行くと、うずくなっていた。

大倉さんの体を触れると体が熱かった。

『大倉さん。体、熱いじゃないですか。いつからですか?』

『体ダルいと思ったのは、今日の朝かな』

私は、体が動けなくなる前に大倉さんを家まで送ることにした。
< 51 / 91 >

この作品をシェア

pagetop