Different Love




そして優しく笑って
頭を撫でてくれた



「・・・昨日はごめん。
俺さ愛美と付き合ってから、愛美とどう接したらいいのかわかんなくなって・・・」



智史くんが
ゆっくりと話し出す



しっかりと私の目を
みつめたまま



「ホントは、愛美と一緒にいたいし、愛美に触れたいって思ってた。
だからさ、不器用な俺なりに考えたんだ。」




そういって智史くんは
バッグからなにかを取り出す



「・・・これ。」



智史くんが取り出したのは
大きな蝶の指輪だった。





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