太陽と夜に舞う月 前編
第二章 調査開始


夜になった

バイクや車の音がけたたましく鳴り響く。治安が悪いわけではないが、どこの町にも、そういう奴らは存在する。
特に、新田高の付近は……

顔を知られるのはまずいため、不本意ながら厚化粧をしている私はきっと、そこらへんのギャルにしか見えないだろう!

早速、カラフルな頭の塊に近寄って行く

近づくに連れて、タバコ臭さと下品な笑い声が響く

「あのぉー、少し聞いてもいいぃー?」

多少の不自然さは許して欲しいこの甘えた声。
普段使わないのだからww

「…なになに?一緒に遊びたいの?見ない顔だけど可愛いからいいよぉー」

お!気持ち悪い猫なで声にも反応してくれた!優しい人だ!!案外ちょろいな←

「あのね、ちょっと早水 太陽って人のこと聞きた「わりっ!他のやつあたって」

…はい?

早水太陽の名前を出した瞬間に散り散りになりだしたカラフルな頭達…
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