SKYBlue
教室の中が一瞬シーンとなった。
そしてざわつきはじめる。
優香が優しく肩を叩いた。
「大丈夫?」
「うん…」
私達は席を探した。
優香は廊下側の後ろから3番目。
私は窓際の後ろから2番目。
結構離れてしまった。
「君がともかちゃん?」
前の席に座っていた男の子が話しかけてきた。
「はい…」
「俺、浅野 蓮一!よろしくなっ!」
「よろしく…」
「本物もかわいいね?」
「…」
とっても積極的な人。
後ろから肩を叩かれた。
振り返ると潤んだ綺麗な瞳で私を見つめる男の子がいた。