愛の協奏曲




「ほら、言って!!!」


電車に揺られながら聖夜に問い詰めていた



「はぁ〜 わかったよ

実は唯に会う前から今頃に留学する予定だったんだよ……

向こうの教授に目付けられて……




費用も全部負担してくれるって言ってたから行ってもいいと思ってた










あの頃はね………






親しい友人もいなかったし、名残惜しいものもなかった

それどころか早くこんな窮屈な国から出て行きたかった








だけど、予想もしてなかったことに唯に出会った





離れるのが辛かった




ずっとそばにいたかった





だけどせっかくの話を断れなかった………





前に聞いただろ?俺は唯にとってなんなのかって


そのとき唯は頼もしい友人だって言ったから………




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