bloody mary


「ねぇ。
聞きたいコトあンだケド。」


助手席のアンジェラが、マリーがコンビニで買ったポップキャンディを舐めながら、口を開いた。

わかるよ。
落ち着いたら、聞きたいコトだらけデスヨネー?


「なんで俺の居場所わかったの?」


「アンジェラさんのつけてるバナナクリップに、発信機が仕込んであるンです。」


答えたのは、後部座席に座った菜々だ。
やはり彼女も、マリーが買ったポップキャンディを舐めている。


「うっそ?! ナンデ?!」


「昨日アンジェラさん、バーゲンに行ったでしょう?
だから、前にマリーさんと言ってたコトを確かめようと思って…
その後外す機会がなくて、つけっぱなしだったンです。」


あー… そーゆー…

マリーには理解できる話。

だが、アンジェラにはなんのコトだかわからない話。


「え? え? ナニ?
ナニを確かめ」


「で? どーだった?」


焦るアンジェラの言葉に被せるように、ニヤリと笑ったマリーが菜々に問うた。

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