あたしは、あんたのもの。





しばらくして、雨が少し弱くなったとき。






隣の彼は尚空を見上げるあたしを見て、口を開いた。








「寒くねぇのかよ。」








その低くてハスキーな声に少しドキッとしたが、あたしは動かなかった。









「今更、聞かないでよ」









あたしがそう冷たく返すと、隣の彼はフッ、と笑った。








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