セカンド・ウエディング~彼の愛は濡れる雨のごとく~
「プリクラ?」



「『プリンセスクラッシャー』と言うアニメのキャラクターパンと言うか…」



「アニメか…」


孝典さんは柔らかい笑みを浮かべ、コーヒーを飲んだ。



「…学校行けそう?」



「ううん…休む…」


「熱も下がったし…」


「無理をさせない方がいいんじゃないか?杏」


「でも…仕事があるし…」


「1日位休めないのか?」


「アポも取ってあるし…」


「俺も仕事は休めない…」


私は母に電話を掛け、昨日の武の非礼を詫びて理沙の世話を頼んだ。



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