イケメン上司の恋愛条件【おまけ更新中】
「な、んで、そんな事に?」

私と秀人を交互に見た航は、

愕然としていた。

・・・


「友子が、私と結婚する事を決めた。

彼女の意志だよ」

そう言って私を見た秀人は、

何かに勝ったような、

そんな笑みを浮かべていた。

・・・

「・・・そうなのか?友、子?」

悲痛な航の声が聞こえる。

・・・

理由はどうであれ、

結婚を決めたのは確かに私だ。

だから、頷くしかない。

・・・

「オレの事は、最初から、

本気じゃなかったのか?」


「それは?!」

それはない。

好きだから告白した。

好きだから付き合った。

どんな時も、本気だった。
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